紅葉園で特殊伐採を担当している式田です。お問い合わせをいただく際、「どのくらいの日数がかかるのか」「当日は何をするのか」「うちの車や庭は大丈夫か」といったご質問をよくいただきます。特殊伐採は建物や電線のすぐそばで行う分、通常の庭木剪定よりも準備や手順が多く、初めての方には想像しづらい作業かもしれません。
特に千葉市内は住宅同士の距離が近いお宅が多く、「作業中、隣の家に何か影響はないか」「近所の人にどう説明すればいいか」といった、木そのものとは別の不安を感じる方も少なくありません。今回は、そうした不安を少しでも減らせるよう、ご依頼をいただいてから作業が完了するまでの流れを、実際の現場の進め方に沿ってご紹介します。

特殊伐採は何日かかる?規模別の目安
作業日数は、木の高さや本数、現場の広さによって大きく変わります。庭木1本、高さ5〜8メートル程度で、作業スペースにある程度余裕がある場合は、半日から1日で完了することが多いです。一方、高さ10メートルを超える大木や、建物・電線に近く慎重な作業が求められる現場、複数本をまとめて依頼される場合は、2〜3日程度に分けて進めることもあります。
同じ高さの木でも、狭小地でクレーンが使えず、すべてロープでの吊り切りになる現場は、開けた場所での作業に比べて時間がかかる傾向があります。また、隣家との距離が近く、枝を落とす向きや順番を細かく調整しながら進める必要がある場合も、慎重に時間をかけて対応します。天候にも左右されるため、強風や雨の日は安全のため作業を延期させていただくことがあります。
ご依頼から作業当日までの流れ
お問い合わせをいただいてから当日を迎えるまでは、主に次のようなステップで進みます。
1. お問い合わせ・現地調査
お電話やフォームからご相談いただいた後、実際に現地へ伺い、木の高さや傾き、周辺の建物・電線との距離などを確認します。写真だけでは分かりにくい微妙な傾きや根の状態も、実際に見ることで正確に把握できます。現地調査自体は無料で行っており、所要時間は木の規模にもよりますが、30分から1時間程度が目安です。この場でおおよその作業内容やスケジュール感もお伝えします。
2. お見積り・作業方法のご提案
現地調査の内容をもとに、どのような手順・機材で作業を進めるか、費用と合わせてご提案します。「クレーンが使えるか」「ロープでの吊り切りが必要か」など、現場条件によって作業方法は大きく変わるため、この段階でできるだけ具体的にご説明するようにしています。お見積りの内容にご納得いただけない場合は、無理にお勧めすることはありませんので、他社と比較してからのご連絡でも構いません。
3. 日程調整・近隣へのご挨拶
作業日を決めたら、必要に応じて隣家や近隣の方へ事前にご挨拶をしておくことをおすすめしています。特殊伐採は音や振動が出ることがあり、車両の駐車で道路の一部を使わせていただく場合もあるため、事前の一声があるとご近所トラブルの予防につながります。ご希望があれば、当社からご挨拶に伺うことも可能です。マンションや集合住宅の共有部分に近い木の場合は、管理組合への確認が必要になることもあるため、早めのご相談をおすすめしています。

作業当日の流れ
当日は、安全確保のための準備からスタートし、伐採、片付けまでを一連の流れで進めます。
到着・安全確認
まず現場に到着したら、木の状態をあらためて確認し、風の強さや天候をチェックします。当日になって前回の調査時よりも傾きが進んでいた、というケースもあるため、作業前の再確認は欠かしません。
養生・近隣への配慮
建物の壁や屋根、車、フェンスなど、傷つく可能性のある場所にシートや保護材で養生を行います。落ちてくる枝や木くずが飛散しないよう、必要に応じてネットを張ることもあります。
ロープを使った伐採作業
職人が木に登り、ロープで枝や幹を制御しながら、少しずつ切り分けて地上に降ろしていきます。建物や電線のすぐそばでは、切った部分をクレーンで吊ったり、複数人で息を合わせてロープを操作したりしながら、狙った場所に正確に下ろしていきます。
木材の搬出・清掃
切り分けた幹や枝は、その場でトラックに積み込めるサイズにカットし、搬出します。作業後は、落ち葉や木くずを掃き掃除し、養生材を撤去して、来たときよりもきれいな状態でお引き渡しするよう心がけています。
作業完了後のご確認とお支払い
すべての作業が終わったら、切り株の高さや周辺の片付け具合を実際にご確認いただきます。「思っていたより切り株が高い」「もう少し低くしてほしい」といったご要望があれば、その場で調整することも可能です。ご確認いただいたうえで、当日または後日、お見積り時にご案内した方法でお支払いをお願いしています。
天候による延期・当日キャンセルについて
特殊伐採は高所での作業になるため、強風や大雨、雷といった悪天候の場合は、安全を最優先し、作業を延期させていただくことがあります。前日や当日の朝に天候を確認し、危険と判断した場合は早めにご連絡するようにしています。日程の振替については、できるだけお客様のご都合に合わせて調整しますので、天候による延期が発生した場合もご安心ください。逆に、当日になって「木の状態が想定より悪化していた」というケースでは、その場で作業方法を見直し、安全を確認できるまで無理に進めないという判断を取ることもあります。
当日、お客様にご準備いただきたいこと
作業をスムーズに進めるため、いくつかご協力をお願いすることがあります。まず、作業車両やトラックを停めるためのスペースの確保です。敷地内に停められない場合は、近隣にコインパーキングがないかなど、事前にご相談させてください。また、庭に置いてある鉢植えや置物、自転車などは、作業の妨げにならないよう、可能であれば事前に移動をお願いしています。ペットを飼われているご家庭では、当日は音や人の出入りに驚いてしまうことがあるため、室内で待機させていただくと安心です。
洗濯物を外に干されているご家庭では、木くずが飛ぶことがあるため、作業時間帯だけ室内に取り込んでいただくようお願いすることもあります。また、当日はご在宅いただく必要がありますが、作業中ずっと立ち会っていただく必要はなく、最初の安全確認と最後の仕上がり確認のタイミングだけお声がけできれば十分です。詳しい対応事例は特殊伐採・高木伐採のサービスページでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

伐採後の木材・根っこはどうなる?
伐採した木材は、基本的に当社で回収し、処分いたします。「記念に一部だけ残してほしい」「薪として使いたいので置いていってほしい」といったご要望にも対応可能ですので、事前にお伝えください。木の種類によっては、輪切りにした幹を椅子代わりにしたり、庭のディスプレイとして残したりされる方もいらっしゃいます。
なお、根については、特殊伐採の作業範囲には含まれず、別途「抜根」という作業になります。地面に根を残したままでも問題ない場合はそのままにできますが、跡地に新しく木を植えたい、駐車場にしたい、フェンスを立てたいといったご希望がある場合は、抜根まで含めてご相談いただくとスムーズです。根が浅い木であれば同日中に対応できることもありますが、太い根が広範囲に張っている場合は、別日に改めて作業させていただくこともあります。
式田からのひとこと
特殊伐採は、木を切る技術だけでなく、近隣への配慮や当日までの段取りも含めて「安全に、気持ちよく終える」ことが大切だと考えています。初めて依頼される方ほど、当日の流れが見えないことに不安を感じやすいので、現地調査の段階で作業の順序やおおよその所要時間をできるだけ具体的にお伝えするようにしています。実際に現場を見てみないと分からないことも多いため、「これくらいの規模でも見てもらえるか」「何日くらいかかりそうか」といった段階のご質問でも、遠慮なくお声がけください。作業当日はご自宅にいていただく必要はありますが、常にそばで見ている必要はありませんので、普段どおりお過ごしいただいて大丈夫です。
まとめ
特殊伐採は、現地調査から見積り、日程調整、そして作業当日の安全確認・伐採・片付けまで、いくつかのステップを経て進みます。木の大きさや現場条件によって日数や当日の流れは変わり、天候によって日程が前後することもありますが、事前にしっかりと段取りを共有することで、初めての方でも安心してお任せいただけます。
千葉市内で「うちの木はどんな流れで対応してもらえるのか知りたい」「当日、何を準備しておけばいいか不安」という方は、特殊伐採サービスのご案内ページから、お気軽に現地調査をご依頼ください。
